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どうも皆さん、はりおうです!
今回はエアマックスについて、解説していこうと思います。
【エアマックス】
1987年3月26日に発売されてから、現在でも根強い人気を誇る「エアマックス」。
ナイキエアと呼ばれ、ソール部分にエアバッグ(現在は窒素ガス)を内蔵した、エアクッションシステムを用いることで、快適な履き心地を実現した現在でも不動の人気を誇るハイテクスニーカーです。
エアマックスの人気が出た最大の理由は、ソールの中の構造をあえて見せたことでした。
エア部分をビジブル(見える化)にしたのは着地時の衝撃を分散させる為なそうです。
■ビジブルエアのヒントになった建物
ビジブルエアのインスピレーションになったのがパリのポンピードゥセンター。
出典:https://parismag.jp/paris/1017
電気、水道、空調などの配管や階段、エスカレーターなどを全て外部にむき出しにすることで、広々とした空間が実現している。
隠すという固定概念を無くして、あえて見せることで機能的となっている。
【エアマックスの歴史】
■1978年
1978年にエアを搭載した「AIRTAILWIND(エア テイルウインド)」が発売されましたが、ソールに問題が生じたため廃案。
AIR TAILWIND
出典:https://sneakernews.com/tag/nike-air-tailwind
■1987年〜1990年代
AIRTAILWINDの開発されてから9年ほどの月日が経過した1987年。
改良を重ね、初期モデルの「Air Max1」が誕生。
1990年になると「Air Max90」、その後も「Air Max180」「Air Max95」、といった、数多くの新作モデルが世に排出されました。当時は履いているだけで、“エアマックス狩り”と呼ばれる襲撃にあうほどの熱狂を呼びました。
エアマックス狩り
1990年代中頃、スニーカー人気が爆発的に高まり、本来運動靴であるはずのスニーカーに異常な程のプレミアム価格が上乗せされ、定価よりはるかに高価で取引されるようになっていた。特に1995年に発売された「エアマックス95」は大人気となり、1998年までの約3年間は生産、販売が追いつかない品薄状態が続いたため、非常に高額で取引されるようになっていた。販売店によっては、中古の場合で十数万円、新品の場合は六十万円程度の価格を付けたケースもあるとされる[1][2]。
新品だけでなく中古品であってもかなりの高額で取引されたため、エアマックス95を履いた人物を襲撃、暴行し奪い取る事件が頻発し、「エアマックス狩り」「マックス狩り」と言われ社会問題化した。奪い取ったエアマックスをそのまま犯人が着用する場合もあれば、転売されるケースもあった[3][4][5][6][7][8]。
また、強盗を意味する「狩り」だけではなく、単なる盗難や偽造品の販売も横行し、偽造品販売は暴力団の資金源ともなっていた[9][10]。
21世紀突入後は、人気のスニーカーに多少のプレミアム価格が付くことがあっても、犯罪を犯してでも奪い取るほどの異常な高額ではなく、またスニーカー自体の人気も当時ほどではなくなったことから、あまり行われなくなっている。出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/エアマックス狩り
当時は、こんな番組での検証場面もあった。エアマックス狩りVS松村
【エアマックス種類】
Air Max1 (マックスワン)
記念すべき最初のエアマックスである。ここから、エアマックスの歴史が始まって行くのだ!
Air Max90 (キュウマルもしくは、キュウジュウ)
出典:https://www.flightclub.com/nike-air-max-90-og-white-cement-grey-infrared-black-052640
エアマックス90と、見間違えされやすい。外観上での最大の違いは、エアマックス90と違う点は、ミッドソールのデザインの違いである。エアマックス95は、ミッドソールのエア付近にプロテクターのようなものがついている。
Air Max180 (ワンエイティー)
出典:https://www.flightclub.com/nike-air-max-180-classic-white-ultramarine-050701
ミッドソールの一部分が、アウトソール部分までエア化している。
Air Max93 (キュウサンもしくは、キュウジュウサン)
ヒール部分が大胆にエア化されている。
Air Max95 (キュウゴウもしくは、キュウジュウゴウ)
出典:https://www.flightclub.com/nike-air-max-97-og-qs-metallic-silver-varsity-red-800622
ここから、一気にデザインが変わる。エアマックスと言えばこのデザインという人も中にはいるのでは?古臭さは全くなく、波打ったかのような曲線が近未来感を演出しており、現在でも非常に人気のモデルである。
https://twitter.com/ProD_Select/status/993807730262585344
Air Max95 (キュウナナもしくは、キュウジュウナナ)
出典:https://www.flightclub.com/nike-air-max-97-og-qs-metallic-silver-varsity-red-800622
この頃から、ミッドソール全体がエア化したデザインが出てくるようになった。
2000年代~2017年現在にかけて
2006年には「Air Max360」。2014年には、「fly knit Air Max(フライニット エアマックス)」。発売から30年経った2017年5月には、新作モデル「NIKE AIR MAX FLAIR(ナイキ エアマックス フレア)」が発売するなど。現在も多くのアップデートモデルが登場している。
Air Max360(サンロクマルもしくは、サンビャクロクジュウ)
出典:https://item.rakuten.co.jp/jordan23/tglu84535842411/
あえてヒールのエアを部分的に隠して、小窓タイプにしている。フォルムもエアマックス95の佇まいを匂わす。まるで過去のエアマックスをインスパイアしているかのようである。
fly knit Air Max
出典:https://www.zmshoes.com/search/nike-2016-air-max-fly-knit
近年では、ワンミックス『中国企業』が、このモデルのそっくりなシューズを発売し話題となった。
ただ意外と、クッショニングが効いて履きやすい。本場中国では結構人気である。
しかし、こういったメーカー撲滅する動きが活発になってきている。全世界で横行している偽物ブランドとの長い戦いが始まった。
Nike が偽スニーカーウェブサイトの閉鎖へ本格始動 https://t.co/TFsOiyYvZR
— はりおう (@hariou999) May 22, 2018
NIKE AIR MAX FLAIR
出典:https://sneakernews.com/2017/05/02/nike-air-max-flair-black-white-942236-002/
【スナップショット】
スポーティーなデザインがハイテクシューズとは、いい意味で思わせない洗練されたフォルムに仕上がっています。
以上がエアマックスの歴史になります。エアマックスの更なる進化が楽しみですね。
エアマックスの加水分解を防ぐ保存方法は、こちらの記事をクリック。
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